同窓会イベント
11月3日(金・祝)に東京都立大学ホームカミングデーを開催します!
ホームカミングデーは母校が卒業された皆様を温かくお迎えし、在校生、教員と交流できる場を提供するイベントです。
同窓生の皆様を歓迎する気持ちを込めてイベントを盛り上げていきたいと思います。
みやこ祭も同時に開催されていますので、学生たちの模擬店や成果発表などをお楽しみいただき、“東京都立大学の今”を感じて下さい。
また、同窓生休息所を開設し飲み物などもご用意いたしますので、同窓生の皆様には再会、交流の場として利用していただければと思います。
お楽しみ抽選会も実施いたしますので旧友やご家族も誘ってお越し下さい。
【イベント一覧】
【同窓会記念講演会】
テーマ:経営学化していく社会との「付き合い方」
講師:東京都立大学経済経営学部 准教授 高橋勅徳先生
<高橋先生から講演に寄せて>
経営学は「企業とそこに勤める人々を対象とした学問」というイメージが持たれています。
確かに、書店には社長やサラリーマンを対象とした経営学者が執筆した書籍が大量に並んでいます。いかに「会社をうまく経営するか?」、「サラリーマンとしてうまく働いていくか?」に答えていくことは、たしかに経営学に求められる「問い」であると思います。
しかし、経営という概念は「一定種類の持続的行為」と定義され、「目的継続性という標徴にあてはまる限り、政治上の事業や教会上の事業、協会上の事業、等々」を対象する概念であり、社会で生きるすべての人々の行為を捉えていくという、幅広いパースペクティブを有しています。
実際、会社経営に限らず、日常生活の中で私達はより良い生活を送るために「戦略」や「管理」、「モティベーション」という概念を用いています。それどころか、「キャリア」や「マーケティング」のように、元々経営学由来の様々な理論が「学校での学び」や「交際関係」といった日常生活に関わる領域まで、知らず知らずのうちに浸透して、私達の行為をあらぬ形で拘束していたりします。
この公演では、このような日常生活への経営学の浸透を「経営学化する社会」と名付け、もはや経営者やサラリーマンだけの学問ではなくなってしまった、経営学という学問との付き合い方について考えていきたいと思います。
《講師プロフィール》
2002年3月 神戸大学大学院,経営学研究科 博士課程後期課程修了 博士(経営学)
《専門・研究分野》
経営組織論 企業家研究
《研究テーマ》
ベンチャー企業の創出における企業家活動の多様化に関する研究
《著書・論文等》
・『制度的企業家』(2015 ナカニシヤ出版2015年)
・「秩序構築の主体としての社会企業家: 倫理・社会資本・正統性概念の再検討を通じて」『経営と制度』第10号, 1-11頁(2012年)
・婚活戦略 - 商品化する男女と市場の力学(中央経済社 2021年10月12日 )
・日本ベンチャー学会第 4 回清成忠男賞 受賞
【お問い合わせ】
ご不明点などありましたら、同窓会事務局までご連絡をお願いいたします。
TEL:042-670-7702
e-mail:tmu-al@tmu.ac.jp